- いりぬかを使用したぬか床のレシピ
- おすすめの野菜と食材の漬け方が紹介されている
- ぬか床の作り方:米こうじ、塩、いりぬかを混ぜ合わせる
- 野菜の漬け方:きゅうりや豆腐などをぬか床に漬ける手順が記載されている
- 漬物は1~2週間で味がよくなり、夏以外は常温保存する
ぬか漬け

ぬか漬け 入手しやすいいりぬかで、すぐに漬物を楽しめるぬか床レシピです。よけいなものは入れないシンプルなぬか床と、おすすめの野菜6種、生野菜以外の食材の漬け方をご紹介します。 写真: 邑口 京一郎 講師 白崎 裕子 ▶ 白崎 裕子 さんのレシピ一覧はこちら マイレシピ登録する(0) つくったコメントを見る(0) 材料 (つくりやすい分量) ・いりぬか 450g ・米こうじ (乾) 50g ・粗塩 55~65g *夏は野菜の水分が多くて塩分濃度が下がりやすいので、多めに入れる。冬は少なめでよい。 【おすすめの野菜】 ・きゅうり ・パプリカ ・ミニトマト ・キャベツ ・なす ・オクラ 【生野菜以外のおすすめ食材】 ・豆腐 ・出がらし昆布 ・割り干し大根 つくり方 ぬか床をつくる 1 清潔な保存容器に米こうじを入れ、全体に広げる。人肌くらいのぬるま湯550mlを加え、ふたをして30分間ほどおく。 ! ポイント 米こうじの酵素がよく働く温度は30~50℃。酵素は60℃以上で働かなくなるので、熱い湯は使わないこと。ここでは、25.5×16×高さ7cm・容量1.9リットルのホウロウ製の保存容器を使用。 2 粗塩を加え、ゴムべらでよく混ぜて溶かす。 3 いりぬかを少しずつ加え、容器からこぼれないようにして、よく混ぜ合わせる。 ! ポイント いりぬかは一気に加えると混ざりにくいので、2~3回に分けて、そのつど、こうじになじませる。 4 表面をきれいにならしたら完成。すぐに野菜を漬けてよい。夏は冷蔵庫におく。ただし入れっぱなしだと乳酸菌が増えて酸っぱくなるので、時々常温に出す。ぬか床は1日1回、底から上下を返すようにかき混ぜて、空気を抜くように表面を押さえてならす。容器についた余分なぬかみそは、かびの原因になるので、きれいに拭き取る。 ! ポイント 最初は塩辛いので、アクの少ない野菜を浅漬けにする。毎日野菜を漬けると、ぬか床の発酵がすすみ、1~2週間でいいにおいがして酸味が出てきて、おいしくなる。また、夏以外の季節は常温で保存する。 野菜を漬ける 5 ●きゅうり 1本につき粗塩1つまみを全体にまぶして板ずりする。ヘタ側から2cmほど切り落とし、切り口をこすり合わせてアクを出す。表面の塩が溶けてきたらアクをサッと洗い流して水けをきり、ぬか床に常温で3~12時間(冷蔵庫なら半日~1日)漬ける。 ! ポイント 切り口をこすり合わせると白い泡状のアクが出る。 6 ●パプリカ 縦半分に切ってヘタと種を取り、空洞部分にぬかみそを詰め、ぬか床に常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)漬ける。 7 ●ミニトマト ヘタを取り、ぬか床に常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)漬ける。 8 ●キャベツ 葉をはがし、大きければ半分に切る。ぬかみそを上面に塗ってクルクルと巻き、ぬか床に常温で半日~1日(冷蔵庫なら1~2日間)漬ける。芯を一緒に漬けても。 9 ●なす ヘタを取って半割りにし、1切れにつき粗塩2つまみをすり込み、しっかりともむ。最初はやさしくもみ、徐々に強くもんでいくと身が割れない。最後に力いっぱい絞って水けを出してから、ぬか床に常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)漬ける。絞りが甘いと色が悪くなり、塩味がきつくなる。古漬けになると、色が抜けて白っぽくなる(味はいい)。 ! ポイント 水けをしっかり絞ることで、色鮮やかに発色する。 10 ●オクラ ヘタやガクをつけたまま、ぬか床に常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)漬ける。 野菜を切って盛りつける 11 野菜のぬか漬けはいずれも、ぬかみそを水でサッと洗い流して、食べやすく切って盛りつけましょう。オリーブ油をかけてもおいしい。白崎さんのおすすめの食べ方です。 生野菜以外の食材を漬ける 12 ●豆腐 木綿豆腐は水でぬらして固く絞ったさらし(またはガーゼ)で包み、皿などのおもしをのせて30分間ほどおき、しっかり水けをきる。さらしから取り出し、さらしの水けを絞って再び包み、ぬか床に冷蔵庫で2~3日間(冬場は常温で1~2日間)漬ける。もっと長く漬けて古漬けにすると、珍味として楽しめる。ぬか床が堅いときに漬けると、豆腐から水分が出て、ぬか床が程よくゆるむ。 ! ポイント 豆腐はくずれやすいので、さらしで包んで漬ける。ぬかみそを取り分けて別漬けにしても(全体備考「アボカドの別漬け」参照)。 ●楽しみ方:オリーブ油と好相性! 豆腐を取り出し、食べやすく切る。器に盛り、オリーブ油適量をかけ、黒こしょう(粗びき)適量をふる。 13 ●出がらし昆布 だしをとったあとの昆布をぬか床に常温で2日間以上(冷蔵庫なら3日間以上)漬ける。入れっぱなしにしてもよい。 ! ポイント ●楽しみ方:納豆のたれのかわりに! ぬかみそをサッと洗い流し、水けをよく絞る。細かく刻み、納豆と器に盛り、細ねぎ(小口切り)を散らす。しょうゆ少々、好みで練りがらしを加え、よく混ぜて食べる。 14 ●割り干し大根 割り干し大根は戻さずにそのまま、ぬか床に常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)漬ける。それ以上漬けるとぬか床の風味が悪くなるので注意。ぬか床がゆるくなったときに漬けると、余分な水分を吸収する。 ! ポイント ●楽しみ方:たくあん風の仕上がりに! ぬかみそをサッと洗い流し、水けをよく絞る。器に盛り、しょうゆ少々をたらす。ごま油で炒めても。 全体備考 ◆ぬか床の材料について◆ 生ぬかを使う場合は粗塩だけでよいが、加熱済みのいりぬかは発酵しにくいので、米こうじの酵素の力を借りて発酵を促す。乾燥の米こうじには板状の塊とバラがあるので、板状の場合はほぐして細かくする。粗塩にはミネラル分が含まれており、雑菌の繁殖を防ぎながら、発酵を促進させる。 ◆初漬けは、じゃがいもがおすすめ!◆ じゃがいものでんぷんが乳酸菌のえさとなり、ぬか床の発酵をグーンと促します!じゃがいも3コは5mm厚さに切り、ぬか床にまんべんなく突き刺すように並べ、手のひらで押さえて埋め込む。ふたをして常温に1~2日間おく。じゃがいもがしんなりとしたら、ぬか床の上でぬかみそをよく落としてギュッと絞り、水分をぬか床に落として取り出す。じゃがいもは塩辛いので、ぬかみそがついたまま水につけて一晩おき、塩出しをしてから、炒め物など加熱料理に活用する。オリーブ油、にんにく、赤とうがらしでペペロンチーノ風に炒めるのがおすすめ。 ◆野菜を漬ける時間◆ このレシピに書かれている漬け時間は、浅漬けとして食べておいしい時間の目安。もっと長く漬けて古漬けで楽しみたい場合は、塩辛いので塩出しして食べましょう。 ◆漬け野菜の塩出し◆ 野菜が塩辛いときは、ぬかみそがついたまま水につけて塩出しをする。ぬかみその塩分が呼び塩となり、野菜の塩分がよく抜ける。食べてみて塩辛くなくなったら、取り出して水けを拭く。 ◆ぬか床の水抜き◆ ぬか床がゆるくなったら、角の部分をへこませる。角に水がたまったら、水を捨てる。 ◆足しぬかの方法◆ ぬか床が少なくなったら、いりぬか50gにつき粗塩5gを混ぜ、ぬか床に加えてなじませる。 —— ●アボカドの別漬け アボカドはそのまま漬けると溶けやすく、ぬか床の状態が悪くなってしまいます。一手間ですが、ぬかみそを取り分けて別漬けにしましょう。長芋や青菜(ほうれんそう以外)も同様に別漬けで楽しみます。 1.アボカドは半割りにして皮と種を除く。空洞部分にぬかみそを詰める。ぬかみそ適量を広げたラップの上に置き、包む。 2.ラップの上から、アボカド全体を覆うようにぬかみそをまぶす。バットなどにおいて常温で約3時間(冷蔵庫なら約半日)漬ける。 ※長芋は常温で6~12時間(冷蔵庫なら約1日)、青菜は半日~1日(冷蔵庫なら1~2日間)漬ける。 3.取り出してぬかみそをサッと洗い流し、水けを拭く。食べやすい大きさに切り、器に盛る。 きょうの料理レシピ 2025/06/16 はじめての手仕事
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- このみょうがと油揚げの卵とじのレシピは、シンプルでありながらもみょうがの爽やかな風味が引き立つ絶妙な組み合わせだと感じました。みょうがを2回に分けて入れることで、香りと食感を楽しむ工夫がされていて、料理の楽しみ方を教えてくれる点が素晴らしいと思います。是非試してみたい一品ですね。
- このオイスター鶏スペアリブのレシピは、カレーとオイスターソースの組み合わせが斬新で興味深いですね。鶏スペアリブを揚げてから調味料と絡める手順も簡単そうで、調理が楽しくなりそうです。さらに、アレンジの提案もあり、味のバリエーションを楽しめる点も魅力的です。料理の幅が広がりそうなレシピですね。
ぬか漬けのレシピを読んで、自宅で手軽に漬物を作れることが嬉しいと感じました。シンプルな材料で作れるぬか床と、おすすめの野菜や食材の漬け方が具体的に紹介されていて、初心者でも挑戦しやすそうです。漬ける野菜や食材の種類も豊富で、自分好みの組み合わせを楽しめそうです。これから試してみたいと思いました。