- 明治は発酵乳由来のたんぱく質を使用した発酵乳流動食の摂取により、血中アミノ酸濃度が高く維持され、血糖変動が緩やかになることを確認。
- 健康な若年男性を対象に行われたヒト試験で、発酵乳流動食の吸収性が高い可能性が示された。
- 発酵乳流動食は血糖および血中インスリンの最高値が低く、血糖変動が緩やかになることが確認された。
- 乳酸発酵がたんぱく質の吸収性向上や血糖値スパイク後の反応性低血糖の抑制に寄与している可能性が示唆された。
- 発酵乳の健康上の利点を活かした発酵乳流動食の有用性が研究で示され、今後の活用が期待される。
「発酵乳×栄養のチカラ」 発酵乳を使用した流動食の摂取により、血中アミノ酸濃度が高く維持され、 血糖変動が緩やかになることを確認 | 2024年 | プレスリリース・お知らせ | 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.




「発酵乳×栄養のチカラ」 発酵乳を使用した流動食の摂取により、血中アミノ酸濃度が高く維持され、 血糖変動が緩やかになることを確認のページです。株式会社 明治は、ヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品、チョコレート、栄養食品など、おいしさと栄養価値にこだわった商品・サービスを提供しています。
「発酵乳×栄養のチカラ」 発酵乳を使用した流動食の摂取により、血中アミノ酸濃度が高く維持され、 血糖変動が緩やかになることを確認 2024/02/21 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、発酵乳由来のたんぱく質を使用した発酵乳流動食の摂取により、摂取後の血中アミノ酸濃度を高く維持することおよび摂取後の血糖変動が緩やかになることを確認しました。これらの結果は、発酵乳流動食がたんぱく質の吸収性が高いだけでなく、血糖コントロールに有用な流動食である可能性を示しています。当研究成果は、2024年2月15日~16日に開催された第39回日本臨床栄養代謝学会学術集会にて発表しました。 研究成果の概要 健康な若年男性を対象としたヒト試験において、 ① 発酵乳流動食は、一般的な組成の流動食(以下、汎用流動食)よりも摂取後の血中の総アミノ酸濃度が高く維持され、たんぱく質の吸収性が高い※1可能性が示されました。 ② 発酵乳流動食は、汎用流動食よりも、摂取後の血糖および血中インスリンの最高値が低く、血糖変動が緩やかになることがわかりました。 ③ 発酵乳流動食の特徴における乳酸発酵の寄与を検討した結果、乳酸発酵が、たんぱく質の吸収性をより高めている可能性や、血糖値スパイク※2後に生じる反応性低血糖※3を抑制する可能性が示唆されました。 ※1たんぱく質は消化されてアミノ酸として血中に吸収されます。 ※2血糖値スパイク:食後に血糖値が急上昇し、その後に血糖値が急降下すること ※3反応性低血糖:血糖値スパイクにより急降下した血糖が必要以上に低下すること 研究の背景と今後の活用 発酵乳には健康上のさまざまな利点があることが知られています。その一つとして、当社は、発酵乳は未発酵の原料乳よりもたんぱく質の吸収性が高く、筋肉を構成するたんぱく質の合成を向上させることを明らかにしています。そこで、発酵乳由来のたんぱく質を使用した発酵乳流動食を開発しました。そして、糖質や脂質などたんぱく質以外の栄養素も含む発酵乳流動食において、発酵乳の利点が同様に活かされているかを確認するため、本研究を行いました。たんぱく質の吸収性が高く、血糖管理においても有用である可能性が示された発酵乳流動食は、流動食を必要とする方々の骨格筋の維持や栄養状態の維持改善に貢献しうると考えられます。 本研究結果を活かし、今後もお客さまの健康に貢献する商品開発に取り組んでまいります。 発表内容 研究①:発酵乳流動食のたんぱく質の吸収性 タイトル 新規発酵乳配合流動食摂取後のたんぱく質吸収性:若年男性を対象とした二重盲検クロスオーバー試験1 方法 若年男性16名を対象に二重盲検3群3期ランダム化クロスオーバー試験※4として実施しました。対象者は試験前日夜より絶食状態とし、各試験日に発酵乳流動食、汎用流動食、未発酵乳流動食※5のいずれかを300mL(たんぱく質12g、300kcal)摂取してもらいました。流動食摂取前、摂取後(15、30、45、60、90、120分後)に採血し、血中のアミノ酸濃度を測定しました。たんぱく質を構成する20種のアミノ酸の合計を総アミノ酸とし、0~120分までの各時点における血中の総アミノ酸濃度について、試験食摂取前の値(0分とする)からの変化量の曲線下面積(iAUC)※6をたんぱく質吸収性の指標としました。 結果 発酵乳流動食摂取時の血中の総アミノ酸濃度の上昇値は、摂取60分後以降に汎用流動食より高く維持され、血中の総アミノ酸濃度のiAUCも汎用流動食摂取時に比べて高い値を示しました(図1)。また、発酵乳流動食と未発酵乳流動食の間には総アミノ酸濃度のiAUCで差は見られませんでしたが、発酵乳流動食摂取120分後における変化量は未発酵乳流動食摂取時よりも高い値を示しました(図2)。 考察 発酵乳流動食は、汎用流動食と比較して、たんぱく質の吸収性が高い可能性が示されました。また、たんぱく質の吸収性は乳酸菌の発酵により向上することが示唆されます。 ※43群3期ランダム化クロスオーバー試験:試験参加者をランダムに3群に分け、それぞれの群に3種の被験食品(発酵乳流動食、未発酵乳流動食、汎用流動食)を、異なる順番で摂取させる方法 ※5未発酵乳流動食:たんぱく質源として発酵前の発酵乳原料を使用した流動食 ※6曲線下面積(iAUC):図1などに示される、血中の対象物質濃度推移を示したグラフの曲線下の面積。一般的に対象物の吸収量や分泌量の目安として使用します。 図1.血中総アミノ酸変化量の推移と変化量のiAUC 図2.血中総アミノ酸変化量の推移 平均値±標準偏差、各群例数=16、*P < 0.05, Paired-t test 研究②:発酵乳流動食摂取後の血糖推移 タイトル 新規発酵乳配合流動食摂取後の血糖推移:若年男性を対象とした二重盲検クロスオーバー試験2 方法 研究①の試験において、流動食摂取後(15、30、45、60、90、120分後)の血糖値および血中インスリン濃度を測定しました。これらの試験食摂取前の値からの変化量について、その最大値(iCmax)およびその曲線下面積(iAUC)を算出しました。 結果 発酵乳流動食摂取時の血糖値は汎用流動食摂取時よりも低く推移し、iCmax、iAUCも低い値となりました(図3)。同様に、血中インスリン濃度のiCmax、iAUCも発酵乳流動食摂取時の方が低い値を示しました。また、未発酵乳流動食摂取時の血糖iCmaxは発酵乳流動食摂取時と比較して差は見られませんでしたが、未発酵乳流動食摂取時は摂取120分後の血糖値が摂取前の値よりも低下したのに対して、発酵乳流動食摂取時は摂取前の値に維持されました(図4)。 考察 発酵乳流動食は、汎用流動食と比較して、摂取後の血糖変動を緩やかにし、インスリンの節約が確認されたことから、血糖値スパイクや反応性低血糖抑制の面で血糖管理に有用な流動食である可能性が示唆されました。 図3.血糖の推移と最大変化量 図4.血糖の推移 平均値±標準偏差、各群例数=16、*P < 0.05, Paired-t test シェア
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ソース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2024/0221_01/index.html?link=rss
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- カカオ豆の種皮からセラミドが高濃度で抽出されるという研究結果は驚くべきものですね。これまで未活用だった部位から高付加価値な素材を得ることで、環境にもやさしいアップサイクルが実現される可能性があります。持続可能なカカオ生産に貢献する取り組みは素晴らしいと感じます。
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発酵乳を使用した流動食の摂取により、血中アミノ酸濃度が高く維持され、血糖変動が緩やかになることが確認されたという研究結果は興味深いですね。特に、乳酸発酵がたんぱく質の吸収性を高める可能性や血糖値スパイク後の反応性低血糖を抑制する可能性が示唆されている点が注目されます。健康への影響を考える上で、発酵乳流動食の有用性が示されたことは、今後の研究や実用化に期待が高まります。