- 「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」が第7回日本オープンイノベーション大賞で農林水産大臣賞を受賞
- 微生物同定精度向上により、適切な微生物制御で商品設計し食品の賞味期限延長に貢献
- 参加組織による微生物データベース構築により、食品ロス削減を目指す取り組み
- 質量分析装置「MALDI-TOF MS」を活用し、食品業界における微生物把握に取り組む
- 微生物の特定は商品開発や食品汚染予防に役立つ
「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」が内閣府「第7回日本オープンイノベーション大賞」で農林水産大臣賞を受賞 ~微生物同定精度を向上し、適切な微生物制御による商品設計とすることで食品の賞味期限延長にも寄与~ | 2025年 | プレスリリース・お知らせ | 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.



「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」が内閣府「第7回日本オープンイノベーション大賞」で農林水産大臣賞を受賞 ~微生物同定精度を向上し、適切な微生物制御による商品設計とすることで食品の賞味期限延長にも寄与~のページです。株式会社 明治は、ヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品、チョコレート、栄養食品など、おいしさと栄養価値にこだわった商品・サービスを提供しています。
「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」が内閣府「第7回日本オープンイノベーション大賞」で農林水産大臣賞を受賞 ~微生物同定精度を向上し、適切な微生物制御による商品設計とすることで食品の賞味期限延長にも寄与~ 2025/02/07 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と、九州産業大学(学長:北島 己佐吉)、一般財団法人 日本食品分析センター(理事長:西村 勉)、アサヒ飲料株式会社(代表取締役社長:米女 太一)、九州大学(総長:石橋 達朗)は「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」の取り組みにおいて、2025年2月5日に内閣府講堂で開催された「第7回日本オープンイノベーション大賞」で、農林水産大臣賞を受賞しました。明治としては初の受賞となります。 「MALDI-TOF MS(マルディートフマス)※1」という質量分析装置を利用した微生物同定において、微生物データベースを各機関と協力して構築することにより、微生物同定の精度・同定率を高め、食品の安全性確保および賞味期限延長に向けた商品設計に役立てることで食品ロスの削減を目指します。 表彰式の様子 質量分析装置「MALDI-TOF MS」 受賞タイトル 「食品の安全性確保と食品ロス削減に向けたMALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」 取り組みの目的 食品産業界において、安全で高品質な食品の製造・供給を行うためには、原料・半製品・製品・製造環境に悪影響を与える微生物の把握は喫緊の共通課題です。微生物を特定することは、商品開発時の微生物制御にむけた商品設計や、賞味期限の延長、原料や製造工程での食品汚染の予防にもつながります。質量分析装置 「MALDI-TOF MS」は短時間で正確な分析が可能というメリットがあるものの、標準のデータベースは医学・臨床分野関連の微生物を中心に作成されており、食品分野の微生物解析にはさらなるデータベースの拡充が必要という課題がありました。 そこで、多くの機関が協力して効率的にデータベースを構築することで、食品腐敗につながる微生物や、賞味期限延長に関わる微生物の同定精度を上げることを目的に本取り組みを開始しました。 なお、当社は、食品企業としては早期の 2012年から本装置を使用しており、これまで蓄積してきた知見も活かして本取り組みに参画しています。 コンソーシアム活動の概要 「MALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム活動」は、九州産業大学を中核とし、国内の主要食品企業・分析機関など25団体※2が参加する食品の品質向上と食品ロス削減を目的とした産官学連携のコンソーシアム活動です。2019年の設立以降、MALDI-TOF MS質量スペクトルライブラリー※3の拡充による食品微生物の同定精度向上に取り組んできました。各参画機関が提供する菌株データを取りまとめ、データベースを構築しています。2024年からは「一般社団法人 微生物制御技術機構」として運営しており、さらなる会員数の増加・データベースの拡充が期待されます。また、微生物同定手法の標準化やAIを活用した菌株識別法開発にも取り組んでおり、多くの機関が集まる場として、微生物制御に関する情報交換や、各企業の若手育成の場としての活動も期待されています。 取り組み詳細 受賞理由 ・ コンソーシアム活動での取り組みが本技術の定着に向けて実効性の高い活動になると期待される ・ 本方法は基盤技術として確立済みであり、簡便性・迅速性に優れ、ランニングコストも安価である点が効果的であると評価できる 受賞者 農林水産大臣賞株式会社 明治 研究本部 衛生微生物研究ユニット 衛生微生物G 高橋 尚美学校法人中村産業学園 九州産業大学 生命科学部 教授 中山 素一一般財団法人日本食品分析センター 彩都研究所 微生物研究課 馬場 浩アサヒ飲料株式会社 研究開発本部 技術研究所 品質技術グループ 青山 冬樹国立大学法人 九州大学大学院 農学研究院 特任教授 宮本 敬久(九州大学名誉教授) 日本オープンイノベーション大賞とは内閣府の施策として、ロールモデルとなる先導的または独創的な取り組みの表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、日本のイノベーション創出を加速することを目的にしています。 内閣総理大臣賞をはじめとする13種の賞があり、厳正な審査のもと選ばれた取り組み・プロジェクトが表彰されます。 ※1レーザー照射によって菌株のたんぱく質などをイオン化し、その質量を飛行時間によって測定する装置。微生物により質量スペクトルが異なるので、微生物同定などに使用されている。 ※22025年1月時点 ※3質量分析装置「MALDI-TOF MS」を使って、微生物の特徴情報をデータベース化したもの。 シェア
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ソース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2025/02_01/index.html?link=rss
明治/meijiの動画をもっと見る- 明治が最新型のオーラルマップス®を導入したことは、食品の食感を客観的に評価するための画期的な取り組みだと感じました。口どけやなめらかさといった食感を数値化することで、商品開発やレシピ提案においてより効果的なアプローチが可能になるでしょう。食品産業における革新的な技術の導入は、消費者にとってもより満足度の高い製品開発につながることを期待しています。
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- 明治がCOP30に出展する「ジャパン・パビリオン」で、カカオの未活用部位から生まれた新素材「カカオバイオプラスチック」「カカオセラミド」を紹介する取り組みは、持続可能なサステナビリティに向けた重要な一歩だと感じました。循環経済の実現や気候変動の課題解決に貢献するための取り組みが進んでいることは、環境に配慮したイノベーションが進む方向を示していると感じます。
- この研究結果は興味深いものですね。ヨーグルトの継続摂取が口腔内の抗菌物質や病原菌の割合に影響を与えることが示されており、健康に対するヨーグルトの可能性を考えさせられます。さらに、風邪罹患リスクが低いという結果も注目に値します。今後の研究や実践に期待が高まりますね。
- 新キャラクター「アールおじさん」が登場する明治プロビオヨーグルトR-1のプレスリリースを読んだ感想ですが、健康管理をテーマにしたキャラクターとしてのアールおじさんの登場は興味深いですね。親しみやすいデザインや温かみを感じさせるキャラクターとして、幅広い年代の人々に健康の大切さを伝える役割を果たしてくれそうです。広告やCMなどで活躍する姿が楽しみです。












この取り組みは食品の安全性確保と食品ロス削減に向けた革新的な取り組みであり、微生物同定の精度向上が食品産業にとって重要な意義を持つことが分かります。MALDI-TOF MSを活用した微生物データベースの構築は、食品の品質管理や賞味期限延長に大きな貢献をする可能性があり、業界全体にポジティブな影響を与えることが期待されます。