- 日本の高齢者を対象とした追跡調査により、週1回以上のチーズ摂取習慣が認知症発症率の低下と関連することが明らかになった。
- チーズを摂取している人は認知症発症数や率が3年間にわたり有意に低かった。
- チーズ摂取は認知症発症リスクを抑える可能性があると示唆された。
- 研究成果はNutrients誌に掲載され、健康寿命の延伸に寄与する可能性がある。
- 日本人の高齢者を対象にしたチーズ摂取と認知機能の関連性を明らかにする研究が進行中。
日常的にチーズを摂取することが認知症発症リスクを低下させることを日本の高齢者を対象とした3年間の追跡調査により発見 ~10月25日 国際科学雑誌Nutrientsに論文掲載~ | 2025年 | プレスリリース・お知らせ | 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.


日常的にチーズを摂取することが認知症発症リスクを低下させることを日本の高齢者を対象とした3年間の追跡調査により発見 ~10月25日 国際科学雑誌Nutrientsに論文掲載~のページです。株式会社 明治は、ヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品、チョコレート、栄養食品など、おいしさと栄養価値にこだわった商品・サービスを提供しています。
日常的にチーズを摂取することが認知症発症リスクを低下させることを日本の高齢者を対象とした3年間の追跡調査により発見 ~10月25日 国際科学雑誌Nutrientsに論文掲載~ 2025/12/17 株式会社 明治(代表取締役社長:八尾 文二郎)と、公立大学法人新見公立大学(理事長:公文 裕巳)らは、日本老年学的評価研究(JAGES)による高齢者を対象とした追跡調査データを用いた解析により、週1回以上のチーズ摂取習慣が認知症発症率の低下と関連することを明らかにしました。当研究成果は、栄養学分野で評価の高い国際学術誌Nutrientsに2025年10月25日に掲載されました。(Jeong et al. Nutrients, 2025, https://doi.org/10.3390/nu17213363) 研究成果 ① 日本の高齢者において、チーズを日常的に摂取している人は摂取しない人に比べて3年間にわたる認知症発症数や発症率が有意に低かったことが示されました。 ② チーズを日常的に摂取していることは認知症発症リスクを有意に抑えることが示されました。 研究成果の活用 超高齢社会として先進国である日本において、チーズ摂取による認知機能維持の可能性を研究することで、健康寿命の延伸に寄与していきたいと考えています。 研究の目的 乳製品と認知機能の関連性を示す論文は国内外で数多く報告されており、中でも特にチーズに豊富に含まれる栄養素や発酵成分が認知機能に与える影響が注目されています。しかし、これらの先行研究の多くは欧米諸国を対象としたものであり、食習慣や遺伝的背景の異なる日本人における報告はほとんどありません。そのため、様々な研究機関が共同で、日本の高齢者を対象にチーズの摂取習慣や摂取するチーズの種類と認知機能の関連性を明らかにすることを目的とした研究を推進してきました。これまでに、日本人の高齢者を対象にした調査研究の結果、年齢を重ねていないこと、通常の歩行速度が速いこと、ふくらはぎの周囲径が大きいことに加えて、日常的なチーズの摂取習慣が認知機能の高さと関連する重要な因子であることが明らかになっています※1(Kim et al. Nutrients, 2023, 15(14) :3181.doi:10.3390/nu15143181.)。さらに、摂取するチーズの種類と認知機能の関わりについて日本の高齢女性を対象に調査した研究では、チーズの中でもカマンベールチーズを日常的に摂取することが認知機能の高さと関連性があることが明らかになり※2(Suzuki et al. Nutrients, 2024, 16(16), 2800; https://doi.org/10.3390/nu16162800)、チーズの摂取が認知機能に関わる可能性を裏付ける具体的な結果となっています。 以上のように、チーズ摂取と認知機能の相関関係については有望な結果が得られています。一方、これらの研究はある一時点での食品摂取状況とその時の認知機能の関連性を評価した横断研究であり、チーズ摂取と認知機能維持に関する因果関係を示す追跡研究の論文はほとんど報告されていません。そこで今回、チーズ摂取と認知症発症状況の関係を明らかにするために3年間の長期追跡調査を行いました。 ※1プレスリリース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2023/1019_01/index.html ※2プレスリリース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2024/1015_02/ 研究概要 JAGES研究※3に参画している日本の自治体に在住する65歳以上の日本の高齢者で、2019年の郵送アンケート調査に回答された26,408名より、2022年の長期介護保険認定データと保険料評価の記録について連携がなされている13,759名を抽出しました。抽出された方のうち除外基準に該当しない10,180名に対し傾向スコアマッチング※4を実施し、日常的に(週に1回以上)チーズを摂取する方とチーズを摂取しない方それぞれ3,957名を解析対象者として選択しました。2019年と2022年に実施した郵送でのアンケートやこの期間における長期介護保険認定システムのデータを基に、チーズ摂取と認知症発症状況の関係を評価する縦断研究を実施しました。 ※3 JAGES…健康長寿を目指し、予防政策の科学的な基盤づくりを目標とした、市町村と研究者が共同で実施している大規模の疫学研究プロジェクト。多くの自治体が参画されているのみならず、直近の5年では毎年20-50件の論文が公開されており、疫学研究において非常に重要なプロジェクト。 ※4 傾向スコアマッチング…観察データで介入の効果を正確に推定するために、背景要因を考慮して調整することで交絡因子のバイアスを抑える手法。例えば年齢、性別等の条件が似ている人同士をマッチさせて比較することで、公平な比較を行うことを目指す。 論文内容 タイトル 地域在住高齢日本人の認知症発症とチーズ摂取との関係:JAGES 2019-2022コホート研究(Cheese Consumption and Incidence of Dementia in Community-Dwelling Older Japanese Adults: The JAGES 2019–2022 Cohort Study) 方法 ① 日本の各市町村に居住し要介護認定を受けず自立した生活を送っている65歳以上の高齢者を対象に、郵送でのアンケート調査を実施したところ、2019年は64自治体から26,408名分の有効回答が得られました。 ② 有効回答のうち、2022年時点の長期介護保険認定および保険料のデータとの連携がなされている39自治体13,759名分のデータを抽出し、そのうち除外基準に該当しない10,180名分のデータを解析対象としました。除外基準は ⑴ 性別または年齢データの欠損 ⑵ 日常生活動作が自立していない ⑶ チーズ摂取に関するデータの欠損 ⑷ 共変量※5(性別、年齢、学歴、経済状況、自覚的健康状態、補助的日常生活動作、記憶に関する自覚症状)のデータの欠損としました。 ③ チーズを週に1回以上摂取する方(チーズ摂取者)とチーズを摂取しない方(非摂取者)についてより正確に比較するため、共変量を用いた傾向スコアマッチングを行いました。その結果、7,914名(チーズ摂取者・非摂取者各3,957名)のデータが選択されました。 ④ 認知症発症を結果の指標とし、チーズ摂取を介入としたコックス比例ハザードモデル※6を適用することにより、チーズ摂取と認知症発症の関連性を解析しました。 結果 ① 3年の追跡期間にて、チーズ摂取者では134名(3.39%)、非摂取者では176名(4.45%)が認知症を発症したことがわかりました。 ② 上記データを用いたカプラン-マイヤー曲線※7で示すとおり、チーズ摂取者では認知症の累積発症率が非摂取者と比較して有意に低いことが明らかになりました(図A)。 ③ コックス比例ハザードモデルを適用したところ、チーズを日常的に摂取していることと認知症の発症しにくさが有意に関連していることが示されました(HR:0.76)。この結果は肉・魚および野菜・果物の摂取量について調整しても同様の傾向を示しました(HR:0.79)(図B)。 当研究の結果から、地域在住の日本の高齢者において、チーズを日常的に摂取することが認知症発症リスクを抑えることが明らかになりました。 ※5 共変量…研究対象の結果に影響を与える可能性のある変数のこと ※6 コックス比例ハザードモデル…「追跡期間中に事象が起こるリスクに対して、複数の要因がどう影響するか」を分析するための、柔軟で広く使われている統計モデル。時間経過とともに危険率が変化するデータを扱う際の標準的手法でもある。 ※7 カプラン-マイヤー曲線…追跡調査のデータを元に作成される、時間とともに変化する生存率や事象発生率の階段状グラフ。生存率や非発症率が高いほど、ある事象が発生していないことを示す。 図A. チーズ摂取者と非摂取者における認知症発症の累積発生率(論文の図を引用、一部改変)傾向スコアマッチングにて性別、年齢、学歴、等価化された世帯収入、自覚的健康状態、記憶に関する自覚症状、および日常生活動作障害を調整したカプラン-マイヤー曲線で示す。 図B. チーズ摂取と認知症発症の関連:コックス比例ハザードモデル(論文記載の表より作成)上述の傾向スコアマッチングの調整因子に加え、肉・魚と野菜・果物の摂取頻度の影響を調整した分析を実施。 ※8 ハザード比…時間とともに観察される事象(例:死亡、再発、障害の発生など)の「発生速度」の比較指標として用いられる。ハザード比が1より小さい場合は、その事象の発生速度が遅いことを示す。 シェア
全文表示
ソース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2025/12_08/index.html?link=rss
明治/meijiの動画をもっと見る- このプレスリリースを読んで、地域ごとに異なる酪農業の課題に焦点を当てたMDAミーティングの取り組みに感心しました。特に、外国人雇用や働きがいのある職場環境に関するディスカッションが行われた点が興味深いと感じました。地域の特性やニーズに合わせた取り組みが、酪農業の持続可能性を高める一助となることを期待しています。
- 明治がエッセルスーパーカップ超バニラ味のグミを開発したニュース、興味深いですね!SNSの反響を受けて商品開発するのは、消費者の声を取り入れた素晴らしい取り組みだと感じます。アイスの味を忠実に再現したグミというのも、食べてみたいと思わせるポイントですね。新しい食感や形状も楽しみです!
- この新商品「明治 エッセル スーパーカップ 大人ラベル」シリーズは、4層構造で奥深い味わいを楽しめるというのがとても魅力的ですね。特に「とことんショコラ」と「とことん珈琲」の組み合わせは、大人向けの贅沢な味わいが楽しめそうです。冬季限定ということで、この機会にぜひ試してみたいと思います!
- この取り組みは、日本の食文化と健康課題に焦点を当て、科学的根拠に基づいた健康的な食について社会に貢献することを目指しているようです。日本独自の栄養課題や食文化を考慮しながら、新たな視点で食と健康に関する研究を進めることは非常に意義深い取り組みだと感じます。国際医療福祉大学大学院×味の素株式会社×株式会社明治の連携により、より多角的なアプローチで健康への貢献を目指すことが期待されます。
- 明治のバレンタイン限定商品「明治 ザ・カカオ」シリーズの新商品が登場するニュースですね。特に生食感のガナッシュやテリーヌなど、カカオの香りや味わいを楽しめるアイテムが豊富で興味深いです。さらに、パティシエの遠藤泰介氏とのコラボレーション商品も登場するとのことで、味わい深いチョコレート体験ができそうです。バレンタインシーズンに向けて、チョコレート好きにはたまらないニュースですね!
- 明治ミルクチョコレートの99周年特別企画「Melody of meiji」には豪華なアーティストが参加していて、歌手のこっちのけんとさんが登場するとのこと。森高千里さんや新浜レオンさんなど、さまざまなアーティストが続々と参加する様子が楽しみですね。明治チョコレートのテーマを歌い継ぐプロジェクトがどんな音楽を生み出すのか、楽しみにしています!
- 新しい「アップグミ」シリーズの新商品「ピーチソーダアップ」と「ウメソーダアップ」が気になりますね!特に、Z世代の女性の意見を取り入れた商品開発に興味深く感じました。爽やかなピーチフレーバーや梅フレーバーの組み合わせ、そして平成レトロ風のパッケージも魅力的です。食感や味わい、パッケージデザインまでこだわりが感じられる商品で、一度試してみたいと思いました。
- 新しいフレーバーのヨーグルト「明治ブルガリアヨーグルト あじわい芳醇 白桃コンフィチュール」が気になりますね!白桃の香りと甘みが楽しめるというのは魅力的です。さらに、TikTokキャンペーンも楽しみです。若年層にも人気のアイドルグループを起用しているというのは、商品の魅力を広めるのに効果的だと思います。
- バナナとチョコレートの組み合わせは、甘くて美味しいですよね。この新商品「明治 エッセル スーパーカップ バナナチョコクッキー」は、バナナの香りとチョコクッキーの食感が楽しめるそうで、食べてみたくなります。特にバナナクッキーが好評だったということで、レギュラーサイズでの発売はファンにとって嬉しいニュースですね。楽しさとおいしさを提供してくれる明治の新商品に期待が高まります。
- 手作りチョコやお菓子を作ることでストレス解消やリラックスを感じる人が増えているようで、バレンタインに手作りする人が増加傾向にあることが興味深いですね。明治が手作り・シェアチョコバレンタインを応援する取り組みを始めることで、さらに楽しみ方が広がりそうです。特にサンリオや美少女戦士セーラームーンとのコラボ企画はファンにとっては嬉しいニュースでしょう。手作りチョコの工程音が心地よいASMR動画も気になります。バレンタインに向けての準備が楽しくなる情報がたくさん詰まったプレスリリースですね。












チーズが認知症発症リスクを低下させる可能性があるという研究結果は興味深いですね。特定の食品が認知機能に与える影響についての研究は、健康寿命の延伸に向けて重要な知見を提供してくれると感じます。日本の高齢者を対象としたこの研究が、将来的に健康寿命の向上に貢献する可能性があることを期待しています。